アーユルヴェーダのお手当て
セサミオイルでのお手当ては、ただの保湿だけじゃありません。大切なのは、表面的な皮膚のケアにとどまらず、体内に溜まった老廃物を排出すること。アーユルヴェーダではこの老廃物を「アーマ」と呼びます。
アーマが体内に溜まると病気の原因になると考えられており、その排出を促すためにオイルうがいや全身のオイルマッサージを行います。
全身オイルマッサージのすすめ
- 全身が億劫な時は、頭や足の裏だけでもOK
- 髪の毛はベタつくので、インドの「ハーブシャンプー(ハーブを粉にしたもの)」で洗い流すのがおすすめです。
ハーブシャンプーですと、油分をちょうど良く洗い流してくれます。
これまで石鹸シャンプー派だったわたしですが、ハーブシャンプーと出会ってからは、ハーブシャンプーで髪を洗う方がサラサラを維持できるので好きになりました。
オイルマッサージ用セサミオイルのキュアリング方法
用意するもの
- 太白ごま油(例:オイルうがいにも使うので、わが家では一度に800ccほど作ります)
- 鍋(伝統的にはホーロー鍋や土鍋。私は洗いやすいステンレス製片手鍋を使用)
- 200度まで計れる温度計(ホームセンター園芸売り場で購入)
- 清潔なガラス瓶(ジャムやピーナッツバターの空き瓶を再利用)
作り方
- 鍋に太白ごま油を入れ、弱火で加熱。目標は100度直前。
- 加熱することでオイルの質が安定し、酸化防止効果が得られる。さらに抗酸化成分「セサモール」や「セサミン」が生成され、皮膚から体内に浸透することで恩恵を受けられる。
- 90度になったら注意して温度を上げ、95度に到達したら火からおろして自然に冷ます。
- 100度を超える前に火を止めること。110度以上になるとオイルの質が低下するので注意。
- 冷めたら保存瓶に移し、しっかりフタを閉めて冷暗所で保存し2ヶ月を目安に使い切る。
黄金に輝くごま油のマッサージオイルのできあがり。
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